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[コメント] 緋牡丹博徒 花札勝負(1969/日)
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★4パンパンに膨れ上がった小池朝雄の頬が圧となって、ナルシシズムに酩酊する藤純子の鼻筋を事件に組み込んでいく。論理の運びに身を任せ、いつしかアラカンの頑張に「親分! 親分!」と盛り上がってしまう嬉し恥ずかし。 (disjunctive)[投票]
★5本作の情感は類作から頭ひとつ抜けている。脇役端役を腰を据えて描く、しかも藤純子の造形深化との往還において描くという方法が徹底されているためだろう。スキップだらけのフィルムは痛々しい。復旧を乞う。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★4良い意味で情を垂れ流すのが仁侠映画の約束事としそれを如何に厳格な様式をもって修飾するかという世界観の中では、これは同じ加藤の『明治侠客伝 三代目襲名』と並び双璧。好き嫌いはともかくこの峻厳さの前には納得し平伏すしかない。シリーズ最高作。 (けにろん)[投票(1)]
★3ヤクザ映画で日本人の素晴らしいところを見せられるとは思わなかった。僕も映画を観た後エレベーターで「何階ですか?」と簡単な「親切」をしたいなと思った。あと、この映画学校で授業で中学生とかに見せたほうがいいんじゃないか?勉強になると思うぞ [review] (ギスジ)[投票(2)]
★4加藤泰の作品は初めて。遮蔽物の使い方やローアングルなど大胆な作風に驚いた。プログラムピクチャーでこれだけ作家性が爆発してる映画も珍しい。 (赤い戦車)[投票]
★5小津的な構図を戯画的にまで推し進め、登場人物間の惹き合い反発しあうエネルギーの様相を失笑寸前までに強調し、紋切り型のストーリーを煮詰めに煮詰め、徹底した様式化を図った結果として獲得された表現の自由度。この想像力の高さをどう讃えればよいのか。 [review] (ジェリー)[投票(3)]
★4筋が優先され義理が支配するがんじがらめの渡世の隙間に、お竜(藤)、西之丸親分(アラカン)、花岡(高倉)それぞれの人情と愛情の機微が見え隠れするさまが心地よいカタルシスとなる。お時・バケ安夫婦(沢淑子汐路章)の運命も切なく涙を誘う。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3相変わらず藤純子は格好良いが、高倉健若山富三郎嵐寛寿郎(メイク濃ゆい)、清川虹子ら男優陣が格好良すぎ。あ、清川虹子は女か。笑 少ない出番ながら藤山寛美も笑わせてくれるし、柴田美保子も印象的。['05.10.16DVD] (直人)[投票]
★3小池朝雄があんまり憎たらしくないのがちょっと残念。本作では印象の薄い天津敏のほうが、大ボスとしてはふさわしいと思う。 (イリューダ)[投票]
★4「粋」とは何か?こいつ等の一言々々が「にっぽん」を体現している。僕らのDNAにすり込まれた未だ見ぬ「にっぽん」。 [review] (sawa:38)[投票]
★4「お世話になりっぱなしで、ご無沙汰してしまって…わがままなお願いのあるときばかり、すみません。」「それが嬉しいんやがな!」→号泣(02.09.29@テアトル梅田) (movableinferno)[投票(2)]
★5お約束テンコ盛りで笑いをこらえるのが大変でした。よくこれだけ詰め込んでくれたなという感じ。それにしても純子さんの立ち回りはかっこよかったなあ。 (ハム)[投票]
★3全てはアラカンのために。★3.5 [review] (たかやまひろふみ)[投票(1)]
★3豪快で荒々しい太刀捌きの高倉健とは対照的に、藤純子のドスを持っての立ち回りは実にしなやかであり、柔よく剛を制すのスタイルからは仄かな色気すら漂う。加藤泰の炸裂する美学も良し。ただ唯一の問題点は・・・ [review] (マッツァ)[投票(3)]
★4なにかツボにはまった感じ。気持ちいいくらい涙が流れた。そんなツボが自分にあったことが驚きだけど。 [review] (G31)[投票(3)]
★3模範的なやくざ映画、と言ったら変かな? (熱田海之)[投票]
★4主役はアラカン親分です。そして俺は不死身の富士松(待田京介)ファン。 [review] (町田)[投票(2)]
★3様式美はみとめるけど、カタルシスがない・・・。サブタイの「花札勝負」もあっさり終わりすぎ。 (worianne)[投票(1)]
★5ジャンルのルーティーンの中でよくこれだけ独創性を発揮できるものだと思う。特に賭場のシーン。一見普通のバスト・ショットの連続なのだが、この照明・撮影での造形美は際立っている。恐れ入りました。 (ゑぎ)[投票(2)]
★5任侠映画、シリーズ物という決められた枠組みの中で、やりたいことを詰め込んだ凄みということではコレが随一。全く散漫になってないところもスゴイ! [review] (くたー)[投票(4)]