レオナルド・ベンヴェヌーティの映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
あゝ結婚(1964/伊=仏) | 貧困からカタチだけは這い上がった女の濃い心情と、どこまでも軽佻浮薄な男(マルチェロ・マストロヤンニ)の噛み合わなさに苛立ちつつ苦笑いせざるを得ないヘンな喜劇。展開の唐突さと17歳から40歳までを演じるソフィア・ローレンの変幻自在ぶりが見もの。 | [投票] | |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984/米) | レオーネは時間を分断しつつ冗長かつ過剰に時代を描き込んでいく。このペースに付き合うには、観るというよりは眺めるという感覚が要求される。すると時間を超越した人為的で感情的な、まがいものの「時代」がたち現れる。だがら映画なのだ。美術の貢献も大きい。 | [投票(2)] |