エミール・ゾラの映画ファンのコメント
女優ナナ(1934/米) 奥様ご用心(1957/仏=伊) アレノ(2015/日) 居酒屋(1956/仏=伊) 貴婦人たちお幸せに(1943/仏) 獲物の分け前(1966/仏) ジェルミナル(1993/仏=伊=ベルギー) 仕組まれた罠(1954/米) 獣人(1938/仏) 嘆きのテレーズ(1952/仏=伊) 女優ナナ(1926/仏)が好きな人 | ファンを表示する |
ゑぎのコメント |
居酒屋(1956/仏=伊) | 悲劇は大好きだがこの映画について云えば、前半あれほど初々しい魅力を見せていたマリア・シェルが後半でメチャクチャに扱われる展開を楽しむことができなかった。それは演出が生真面目過ぎるのだ。ただし洗濯場での女同士の喧嘩のシーンは大した迫力。また夫が発狂する場面のたたみかける演出は上手い。 | [投票] | |
仕組まれた罠(1954/米) | シモーヌ・シモンは猫を抱いて登場したがグロリア・グレアムは横臥して登場。『獣人』と比べ機関車の描写に迫力が無く、さらにルノワールの方が官能性も充満していた。ジャン・ギャバンが映画を背負って立っていたのに比べ本作のグレン・フォードはイマイチ影が薄い。ブロデリック・クロフォードは強烈。ある意味彼の映画。 | [投票] | |
獣人(1938/仏) | これは紛れもなくフィルム・ノワールだ。機関車のシーンはことごとく見事な迫力。助役の部屋の窓や巴里の逢い引き場所の窓から見える操車場もいい。また、小舟に乗って体を拭く女性と線路脇で絡むシーンの官能性よ。そしてこの映画のハイライトは夜の操車場のシーンだろう。 | [投票] | |
嘆きのテレーズ(1952/仏=伊) | 人物造型は類型的だし、今見るとソープ・オペラのような不倫劇の顛末なのだが画面は格調高い。特に列車の中の緊張感と物言えぬ姑の視線の演出が凄い。ラストの突き放しの見せ方も唸らされる。ただしシモーヌ・シニョレはイマイチ綺麗じゃない。『肉体の冠』や『輪舞』の彼女(いずれも娼婦役)を見いだそうとすると失望すること必至。 | [投票(1)] |