ベルナール・ル・コックの映画ファンのコメント
石の微笑(2004/仏=独) さらば夏の日(1969/仏) 逢いたくて(2002/仏=スペイン=カナダ) 隠された記憶(2005/仏=オーストリア=独=伊) 個人教授(1968/仏) 戦場のアリア(2005/仏=独=英=ルーマニア)が好きな人 | ファンを表示する |
DSCHのコメント |
隠された記憶(2005/仏=オーストリア=独=伊) | 嘘とトラウマが炙り出され、関係性の仮面を破壊される時、崩壊状態こそが「日常」となる。しかしそのささくれた自覚に立たされた上で、再び「監視」されたまま「平穏な日常」に差し戻される地獄。「視る」という暴力へのサド的快感の共有と、「視られる」ことへの「疚しさ・罪悪感」に起因する嫌悪を観る者に同時に強いる定点カメラのサディスティック。逃がすまいと観る者を絡め取るハネケの加虐趣味的シミュレーション。 [review] | [投票(3)] |