トム・カウフマンの映画ファンのコメント
ニックス・ムービー 水上の稲妻(1980/スウェーデン=独)が好きな人 | ファンを表示する |
仕組まれた罠(1954/米) |
シモーヌ・シモンは猫を抱いて登場したがグロリア・グレアムは横臥して登場。『獣人』と比べ機関車の描写に迫力が無く、さらにルノワールの方が官能性も充満していた。ジャン・ギャバンが映画を背負って立っていたのに比べ本作のグレン・フォードはイマイチ影が薄い。ブロデリック・クロフォードは強烈。ある意味彼の映画。 (ゑぎ) | [投票] | |
文学原作もうなずける片鱗は随所に見られる。各人各様の運命のなりゆきが性格悲劇的。中年男の愛の捻じれた末の妄執も、悪女ぶらざるを得ない女の悲哀も、あるいは思いの届かない少女の純情も。冷めたスープ、愛と妄執を分かつメモ、あるいはフライング気味に溢れる涙。列車というのは画面を縦横に活かせるからこその装置でもあるのかも。 (鷂) | [投票] |