頑張れ!グムスン(2005/韓国)ファンのコメント
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏) |
物語がタクシーの到着から始まれば、エロ教授の受難という喜劇にすっぽり収まるところを、明子に関わるリードの挿入により、奇妙と深刻が同居する曰く云い難い作品になっている。パラノイアの隣のおばさん(よくぞ撮ったものだ)に精薄の弟を配するのも同じスタンスだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] | |
互いの言葉が頭上を素通りするディスコミュニケーションの時代と都市に於いて、その事にさえ無自覚な人々を撃つでもないキアロスタミの虚無や諦念さえ今更な冷えた世界への認識力。これは「絆」とかほざく空疎な自己逃避を止めて向き合うべき現実の提示。 (けにろん) | [投票(7)] | |
ストーリーだけを追うのが感興への無二の道ではない。鏡やガラスに映った擬似人格と生身の俳優との会話、そして敢えて贅肉を削ぎ取った脚本に、考えられる限りの役者の自然なアドリブをぶちまけた演技合戦。日本人俳優ばかりを使いながら、邦画とはかけ離れた冒険こそを満喫できる、キアロスタミ世界の延長線上の日本を愉しむフィルムだ。車内の娘を照らすネオンのなんと豊饒な滋味! [review] (水那岐) | [投票(4)] |