シェリダン・レ・ファニュの映画ファンのコメント
恐怖の吸血美女(1971/英) モデル連続殺人!(1964/伊=仏=独=モナコ) 吸血鬼(1932/独=仏) 血とバラ(1960/仏=伊)が好きな人 | ファンを表示する |
孤独な場所で(1950/米) |
照明で目に焦点を当てる手法は色の黒みと陰の暗さが映えるモノクロームの世界でこそ活きる。それがボガードとグレアムの心象を暗黙に対照的にあぶり出すが、とくにグレアムのそれは、慕情(信)と猜疑(不信)の狭間に宙吊りにされる曖昧さを湛えて、ふと『裁かるるジャンヌ』のファルコネッティの肖像をさえ想い起こさせる。映画の映像は実在と仮象の狭間で痙攣的に蠢動する瞬間に最も艶めく。 (鷂) | [投票(3)] | |
一歩外せば、自業自得のバカップルの話やら安っぽい大味なサスペンスやらになる所を、丁寧な演出がそれを許さずに染み渡る深い哀しみで彩らせた必見の傑作。ただし、かなり暗い。全くニコラス・レイの映画は本当にどれもこれも暗いよなぁ・・・。 [review] (HW) | [投票(2)] |