ボーダレス ぼくの船の国境線(2014/イラン)ファンのコメント
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生きちゃった(2020/日) |
執拗に太賀が「自分は日本人だから」と繰り返す以上、彼は日本人のアレゴリーなのだろうか。でも、自分はむしろ卑近なニュアンスから彼に感情移入させられた。周囲の者がこちらより前に結論を吐き出し、勝手に転落してゆく結末には幾度となく出会い、こちらは行き場のない悲しみとともに徘徊する事がある。この話はコントのように残酷だ。だが。 [review] (水那岐) | [投票] | |
自分の意思が伝えられない男(仲野太賀)の話だ。その沈黙は日本社会のありようへの問題提起のようだが、石井裕也の語り口はこの主人公のように曖昧で憂いどころか警鐘にすらみえない。男が本心を「言わない」のか「言えない」のかがよく分からないからだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |