大石静の映画ファンのコメント
まぼろしの邪馬台国(2008/日) ツルモク独身寮(1991/日) セカンドバージン(2011/日)が好きな人 | ファンを表示する |
東京戦争戦後秘話(1970/日) |
東京における学生闘争の敗北は、新たな英雄とそれにまつわる伝説を生まざるを得なかった。パリで炎に焼かれた女学生のように、東京で機動隊員に蹂躙された少女のように、「フィルムを遺言として死んでいった男」の物語は午後の妄想から現実になってゆく。 [review] (水那岐) | [投票] | |
原正孝の映画だ。あいつ=自分という主体と客体が重なることで、現実と過去の風景を追いつめた。しかし、この映画は全く非現実的な欠陥がある。固有名詞を失った人物が錯綜しているからだ。この頃多くの貧しい映画作家(大島渚を含む)が固有名詞を失う恐ろしさについて映画化している。『砂の女』なども同様であろう。 [review] (chokobo) | [投票] |