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サウダーヂ (2011/)

Saudade

[Drama]
製作総指揮笹本貴之
製作伊達浩太朗 / 富田智美
監督富田克也
脚本相澤虎之助 / 富田克也
撮影高野貴子
出演鷹野毅 / 伊藤仁 / 田我流 / ディーチャイ・パウイーナ / 尾崎愛 / 工藤千枝 / デニス・オリヴェイラ・デ・ハマツ / イエダ・デ・アルメイダ・ハマツ / 野口雄介 / 中島朋人 / 亜矢乃 / 川瀬陽太
あらすじ長引く不況でさびれた甲府。一大勢力だったブラジル人も職を失い街を去りつつある。公共事業も激減し、30代半ばの土木作業員精司(鷹野毅)は漠然とした不安から逃避するように、タイ人ホステス(ディーチャイ・パウイーナ)と日本を捨ててタイで暮らすことを夢想していた。一方、家族が破綻した若いラッパー猛(田我流)は街の外国人を敵視し、元恋人(尾崎愛)とブラジル人たちの付き合いに嫉妬する。さらに精司の妻(工藤千枝)は怪しげな天然水の販売に勧誘され、タイ帰りの保坂(伊藤仁)と意気投合した精司のパブ通いは益々激しくなる。行き場を失った日本人と外国人が吹き溜まる2000年代、地方都市の郷愁。(167分) [more] (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全4 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5義務ではなく権利として2000年代の日本に登場した映画だ。地方都市の虚脱と土着性の喪失。本来、土着は粘着を生み、鬱陶しいまでの生命力の源として生活者を支配していた。それがいつの間にか生気を抜かれ、粘着だけが残るこんなに危うい姿になってしまったのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4閉塞感が絶望や破滅みたいな高度成長やバブルの合せ鏡ではなく、ここから始める者の視点で認知されている。そのマスなカオスを描く筆力に唸りつつ、マグマがプチ噴火に終わるのが矢張りもどかしい。「鉱水」や「ライブ」がトリガーになり得たから尚。 (けにろん)[投票(2)]
★4怒り、諦め、そのような感情はとっくに通り越し、すでに考える事をやめてしまったかのようだ。そんな世界を必死に否定しようとした猛の信念は…。この作品の圧倒的なパワーに打ちのめされ、まだ整理できないでいる。「空族」…注目すべき集団だ。 (ガリガリ博士)[投票(1)]
★3これが今の地方都市の現実だなんて言われても、特に驚かないが、外国人労働者と不法滞在者たちの渦巻く甲府を見るにつけて、え、いつからこんなことになっていたんだっけとやはり自分の目を疑ってしまう。 [review] (セント)[投票]
Ratings
5点2人**
4点5人*****
3点2人**
2点1人*
1点0人
10人平均 ★3.8(* = 1)

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