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Amandla!さんのあらすじ: 更新順

★5天安門(1995/米)1989年5月16日ゴルバチョフ大統領が訪中。この歴史的な中ソ会談の報道でバーナード・ショーは「サミットの取材で革命に遭遇しました!」とコメントした。6月4日未明、「民主主義」「自由」を合い言葉に抗議運動に立ち上がった学生、労働者、人民を人民解放軍が虐殺するに至るいわゆる天安門事件(六四事件)である。中国で生まれ育ち、中国語をも母国語とするカーマ・ヒントン(と、その夫)が6年におよぶ調査と250時間を越す長さの資料映像を収集・分析して構成。事件の構造をそれ以前の歴史にまで遡って解明するとともに過去100年の中国人の生活を形成した政治的習慣・態度にも言及。運動の過程に見られた緊張関係、ユーモア、愚かさ、ヒロイズムや多くの悲劇を克明に記録したドキュメンタリー。当時、天安門広場総司令官だった紫玲(チャイ・リン)はこの映画のインタビューを拒否した。[投票(2)]
★5ニッポン国 古屋敷村(1982/日)成田空港建設に反対する農民の記録映画『日本解放戦線・三里塚』(1970)、『三里塚辺田部落』(73)など三里塚闘争ドキュメンタリーを撮り続けてきた小川伸介(「紳介」が正しい)と小川プロダクションが、100年前の茅葺き屋根の民家や、明治中期の本格的二階建て蚕室、土蔵などが立ち並ぶ山形の山村、上山市の牧野に移り住んで農業を実践し、8年の歳月を経て発表した作品。舞台は牧野よりさらに蔵王山中に入った戸数わずか8戸の古屋敷村。冷害による稲の凶作の原因をさぐる科学映画の前半から、古屋敷村の冷害の歴史、さらには老人たちの個人史、そして戦争体験や、近代化がもたらした過疎の歴史を通し「ニッポン国」の歴史を農民の視点から描くドキュメンタリー。ベルリン国際映画祭国際映画批評家賞を受賞。撮影は『EUREKA』(2000)、『萌の朱雀』(97)、『逆噴射家族』(84)の田村正毅。 [more][投票(5)]