コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] 連合艦隊司令長官 山本五十六(1968/日)

昭和14年、海軍次官山本五十六(三船敏郎)は日独伊三国軍事同盟の締結へ強く反対していることから右翼による暗殺の危機にあった。海軍は山本を海の上の連合艦隊司令長官に転身させるも同盟は締結され、時局は遂に米英に対する開戦へと向かう。開戦する以上は短期決戦による早期講和しかないとの信念から山本は米太平洋艦隊の要である真珠湾への奇襲攻撃を練り上げ作戦は成功を収めるが、次の一手ミッドウェイで大敗を喫っし戦局は悪化、昭和18年4月ブーゲンビル島上空にて戦死する(海軍甲事件)。レビューは文化大革命下の林彪事件との意外な関係です。<東宝/131分/シネマスコープ>
sawa:38

戦後の日中国交回復前の中国で当時としては異例の日本映画として公開された本作。当然「友好」の為ではなく、保守回帰・右傾化する日本を批判するが故の措置であった。

文化大革命の真っ最中である。しかし極端に娯楽が制限されていた中国では大いに受けたとの記録がある。その中の一人に毛沢東の後継候補であった副主席林彪の長男の林立果がいた。

1971年に起こった林彪一派によるクーデターと毛沢東暗殺未遂事件の際に空軍作戦副部長だった林立果は自らのクーデター組織を本作から感銘を受けたとして「連合艦隊」と名づけたという。

また本作の特撮パートは過去の東宝戦記映画から多くを流用している。使用作品は『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦』『太平洋の嵐』『太平洋の翼

(評価:★3)

投票

このあらすじを気に入った人達 (1 人)トシ

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。