[あらすじ] 忘れられた人々(1950/メキシコ)
メキシコシティのスラム街を舞台とした、愛に飢えた貧しい少年たちの救いようのない物語。「現実に忠実な映画」を撮りたかったブニュエルは、すでに撮影時から「それを良しとしないメキシコ人スタッフ」ともめたらしく、当地での公開後にはマスコミからもずいぶん叩かれたらしい。「お前は、33条(好ましくない外国人を国外追放する条項)適用だ。メキシコを侮辱しに来たガチュウピン(スペイン本国生まれのスパニッシュに対する蔑称)め!」とまで言われ、その波はメキシコだけでは留まらなかったとのこと。が、最終的にはカンヌ映画祭最優秀監督賞と国際批評家賞を得て国際舞台への復帰を果たす、記念碑的作品となる。現在においても強烈な、負け犬たちの81分。
(tredair)
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