[あらすじ] 黒い潮(1954/日)
国鉄総裁秋山の礫死体が発見された。謎に包まれたこの事件の担当デスクに起用された毎朝新聞の速水は、客観的な事実のみを正確に報道するという立場を取ったため、毎朝の紙面はセンセーショナルに他殺説を取り上げた他紙と比べて地味でぱっとしない印象を与えた。速水の方針は社内からも非難されるが、このような速水の姿勢は過去の彼自身の苦い経験に基づくものであった…。昭和24年に実際に発生した下山事件に対する毎日新聞の記者達の動きを題材に、自身毎日の記者であった井上靖が著した原作の映画化。俳優山村聰の監督第2作。
(熱田海之)
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