[あらすじ] サクリファイス(1986/スウェーデン=英=仏)
誕生日を迎えたアレクサンデル(エルランド・ヨセフソン)を祝うために集まった人々。その席上で突然、テレビが世界大戦の勃発を告げた。混乱し焦燥する人々を前に、それまで無神論者であったアレクサンデルは神に祈る。「この世界をお救いください」。そんな彼に、郵便配達人のオットー(アラン・エドバル)は囁いた。「召使のマリア(グードルーン・ギスラドッティル)は魔女です。彼女を愛しなさい。そうすれば世界は救われます」。それを聞いた彼はある決意をする。それは自らを犠牲(サクリファイス)にする覚悟であった。[145分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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アンドレイ・タルコフスキーの遺作。カンヌ国際映画祭で審査員特別賞など4冠を達成。
本作のロシア語題名は『Жертвоприношении』といい、「神に供える生贄(いけにえ)」「犠牲」の2つの意味がある。この両方の概念を表すため、スウェーデン語の原題では『Offret』『Sacrificatio』という2つのタイトルがつけられた。
アレクサンデルが家を焼くクライマックスシーンの撮影で、家に火を放って撮影を始めたものの、キャメラのトラブルでフィルムが回らないまま家が焼け落ちてしまい、改めて家を建て直してからもう一度撮影した、というエピソードがある。
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