[あらすじ] 元禄忠臣蔵・後編(1942/日)
浅野家再興の望みが絶たれたことを知った大石内蔵助(河原崎長十郎)は、妻・おりく(山岸しづ江)を離縁し、江戸に下る。大石は江戸で主君の未亡人である瑤泉院(三浦光子)との再会を果たす。そしてその明くる朝、瑤泉院は大石以下47名の赤穂浪士が吉良上野介(三桝万豊)の屋敷に討ち入って主君の仇を討ち果たしたという知らせを聞くのだった。[111分/モノクロ/スタンダード]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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本作は「討ち入りのない忠臣蔵」として当時話題になった。当初は一応討ち入りシーンも撮影される予定で、松竹は莫大な予算を投入して吉良邸のセットを組んだのだが、溝口健二監督が乗り気でなく、結局撮影はされず、セットも使用されないまま終わった。
この理由には諸説があるが、溝口監督が討ち入りのような大立ち回りシーンの演出を苦手としていたからとも、また前編の製作中に溝口夫人が精神を病んで入院したという事件が尾を引いていたからとも言われる。
なお53万円の製作費がかかった前編に続き、後編の本作でも52万円が投入されている。
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