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ふかひれさんのお気に入りあらすじ

太陽(2005/露=伊=仏=スイス)★4 昭和20年。裕仁天皇(イッセー尾形)は、その日も憂鬱な日課を防空壕の中で続けていた。彼はつぶやく、「皇后(桃井かおり)たち家族以外は、誰も私を愛してはくれない…」。御前会議では陸軍と海軍が今に至っても不毛な罪のなすり合いを続け、唯一の息抜きである海洋生物の研究中も、戦争の主導者たちへの怒りは再燃する。そして、午睡のなかに訪れる首都空襲の悪夢…。平和は齎されねばならない。自分は憎悪される対象、いや、道化に堕そうとも。かくして降伏の意志は連合国に伝えられ、最高司令官マッカーサー(ロバート・ドーソン)との会見の日は近づく。ソクーロフ監督の20世紀の歴史シリーズ第3作。〔115分/カラー/ヴィスタサイズ〕 (水那岐)[投票(1)]
鬼が来た!(2000/中国)★5 1945年の冬、日本軍の支配下にある中国・華北地方のとある村。村人のマー・ターサン(馬大三、チアン・ウェン)の家に、突然見知らぬ男が押しかけてきた。“私”としか名乗らないその男は、「しばらく預かれ」と言って2つの麻袋を置いていく。中に入っていたのは、花屋小三郎(香川照之)という日本軍の軍曹と、通訳・トン(ユエン・ティン)だった。「殺せ!」と叫ぶ花屋、「殺さないでくれ!」と哀願するトン、そしてこの二人をどう扱ったものか図りかねる村人たち。しかし、またやって来るはずの“私”が現れないまま時が過ぎるうち、花屋と村人たちの関係は次第に変化を見せていく…。[140分/パートカラー/アメリカンヴィスタ] [more] (Yasu)[投票(21)]