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[あらすじ] 金星人地球を征服(1956/米)

金星人と交信する技術を開発した科学者トム(リー・バン・クリーフ)は、ついに彼等を地球へと呼び寄せることに成功する。友人ポール(ピーター・グレイブス)の心配をよそに、進歩の為の新たな技術を得られると期待したトムだったが、金星人は彼の信用を利用して次々と地球人を自らの支配化に置き、地球征服の先鋒としてしまうのだった……。
荒馬大介

 日本では通称「金星ガニ」と呼ばれる妙なデザインの金星人が登場するが、実はこんな裏話がある。製作兼監督のロジャー・コーマンは、金星の重力は地球よりも強いだろう、と背が低めの宇宙人を作らせた。だが完成したモデルを見て主演女優は「あんたが地球を征服しに来たの?それならこうしてやるわ」とふざけて金星人の顔面を蹴っ飛ばした。その様子を見てコーマン氏は「怪物は背丈が大きくないと威厳が無い」ことに気付き、急遽大きくしたのである。

 ちなみに「金星の重力が……」と書いたが、金星の重力は地球の約91%なので背を小さくするのは間違い。むしろあの姿の方が科学的にも合っている?

(評価:★2)

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