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掲示版: 話題「映画の中の動物達」 (kazby)

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映画の中の動物達
kazby2002年01月14日11時01分更新
 こんにちは。だんだん日が長くなっている感じがしますね。一月もはや第三週を迎え、いかがお過ごしですか? 別スレッドの著作権の件、自分も気をつけ、チェックしていきたいと思います。
 きょうは映画に登場する動物達のことで、おたずねしたいことがあるので書かせていただいています。干支にちなんで、本日は”馬”です。 戦争映画などでは、兵隊全員が馬に乗って移動もしくは戦闘するシーンが多々あり、その中で、馬がどんと倒れたり、人がその下敷きになったりと、ずいぶん危険なシーンがたくさんあります。
 馬は、体も大きく、相当な数の馬がいっせいに走るだけでも、危険ですが、倒れたり転んだりしたときのダメージは人にも馬にも、よほど大きいと考えられるのですが、ああいった、シーンは、どのようにして撮影されるのでしょうか。
 そして、細かい演技指導なども含め、そもそも馬とのコミュニケーションは一般的にはどういったかたちで、行われるのでしょうか。お詳しい方に、お話をうかがいたいのですが。
Re: 映画の中の動物達
sawa:382002年01月15日01時56分更新
kazbyさん、こんにちは。私は以前『戦国自衛隊』のロケにエキストラで参加していた経験があります。その時の方法しか知りませんが、本作品では馬術指導のプロたちが草むらや岩陰に隠れていて、近づいてきた馬をあらかじめ繋いでおいたロープで思いきり引っ張り、無理やり転倒させ、すかさずネットを馬全体に被せて動きを封じていました。当然、失敗する確率は高く、周囲の役者・エキストラを巻き込んで怪我人が多く出る危険なスタントシーンだと恐れ慄いたものです。以来、立派なCGよりも馬1頭倒れるカットの方により「映画人魂」を感じてしまいます。
遮蔽物のない大平原での転倒シーンはいったいどうやって撮影しているのか?私にはわかりませんが、もの凄い技術である事だけは確かだと思います。
Re: 映画の中の動物達
kazby2002年01月15日09時41分更新
sawa38さん、こんにちは。貴重な体験だったのですね。ずいぶん原始的と思える方法なので、驚きです。確かに命がけです、みんな、ほんとに痛かったでしょうね。
Re: 映画の中の動物達
あまでうす2002年01月17日17時24分更新
 はじめまして、kazbyさん。馬に詳しい者ではないですが、ちょっとした小話を。
 『ブレイブ・ハート』のメイキングで、面白いエピソードが紹介されていました。
 劇中、突撃してくる騎馬隊を木の長槍で突き倒すシーンがありました。もちろん、 メル・ギブソン監督は本物の馬を突き倒すようなマネはせず、本物そっくりに作った 動く模型を使って撮影しました。
 映画公開後、動物愛護団体の人が血相変えてメル・ギブソンの元へ乗り込んできた そうです。「あれはニセモノの馬だ」と何度言っても、信じようとしなかったそうで。 それほど、リアルな出来でした。
 結局、メル・ギブソン監督は、実際の撮影風景を記録したビデオを、わざわざ見せる ハメに......。舞台裏ではいろんな苦労があるようです。
Re: 映画の中の動物達
kazby2002年01月17日19時21分更新
あまでうすさん、はじめまして。
ブレイブ・ハート』を私も観てみます。しかけを知ってても、見破るのは、無理かもしれません。楽しみです。
そういえば、動物愛護の方の誤解を避けるためにエンディングのところに、”動物を虐待していません”という、但し書きが入っているのをよく見ましたね。
Re: 映画の中の動物達
sawa:382002年01月18日02時16分更新
今日、東映の『真田幸村の謀略』をビデオで見ていたのですが、馬たちが倒れる倒れる。その中で2頭の馬が続けざまに前につんのめって倒れるカットがありました。あまりにも不自然な倒れ方で、ピアノ線に引っ掛けられたか、前脚を引っ張られたかしたようでした。このスレッドが念頭にあったものですから、とても残酷なカットでした。あの馬たちは決して無事ではいられなかった事だけは確かだと思います。・・・合掌・・・
Re: 映画の中の動物達
kazby2002年01月21日22時55分更新
 ちょっと調べたところ、70年代にはわが国にも動物保護法なるものができており、動物を苦しめたり殺傷したりすることが禁じられています。 ですが、映画の撮影中にそのようなことがチェックされたかどうかはわかりませんよね。 そして、撮影中に事故が起こっても、また、映画を見た人が、これは虐待してるからといって、訴えたとしても、高々数十万円の罰金で済んでしまうんです。
 ただ、いきなり法律をどうにかするようなことは無理としても、もし、こうしたことが起こったら、うんと大きく取り上げて非難し、製作者の注意を促すようにするべきではないかと思います。 動物達との接し方や、危険を回避する工夫に知恵をしぼって、動物達にとっても、もちろんヒトにとっても、作業環境がどんどん改善されていってほしいと願わずにはおれません。
 『ブレイブ・ハート』の例でもわかりますが、動物達の取り扱いに細心の注意を払っていると示せなければ、興行も危ういばかりか、懲役が課される国もあります。 こんなところは、見習っても良いんじゃないかと思います。
Re: 映画の中の動物達
ジャイアント白田2002年01月22日00時17分更新
はじめまして、kazbyさん。昨夜『ワイルドバンチ』を見ていたのですが凄かったです…馬の倒れるシーン多すぎ!特に橋の爆破シーンがあるのですが、なんと橋の上には数頭の馬(その上は人も乗り)爆破していたのです!橋の高さは低いといっても4〜5mあり、限り無く馬の生存率ゼロのとても惨い光景でした…
迫力が出るなら動物の一匹ニ匹なんかどうでもいいといった映画理論がCG技術で無くなっていく事を切に思います。
Re: 映画の中の動物達
kazby2002年01月23日13時46分更新
 はじめまして、ジャイアント白田さん。同感です。
 ここまで、CGが普及したのは、高速なコンピュータの価格がうんと下がったことにもよりますよね。 現在は、恐竜や像など大きい動物には、ぬいぐるみとCGが組み合わせて使われているとか。 動物達の保護だけでなく、製作費の低減にもなりますから、今後ももっともっと需要が増え、技術の発達が期待できそうです。