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どうも申し訳ありませんでした(Re: 著作権に注意してください!)
kazya-f2002年01月14日21時20分更新
私は一件やらかしてしまっていました。どうもチェック作業をされた方々、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。早速書き直し、全洋画ONLINE以外のサイトともかぶらないようにチェックしておきました。皆様にご迷惑をおかけしたことを重ね重ね、深くお詫び申し上げます。これからはこのようなことのないよう、注意いたしますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
著作権の例外、プレスシートについて
Amandla!2002年01月20日15時30分更新
 せとさん、舘村純一さん、トシさん、パッチさん、G31さん、みなさまご苦労様です。
 さて、「あらすじ」の著作権問題ですが、例外があることを指摘しておきます。
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 いわゆるプレスシートで紹介されている「あらすじ」に関しては、著作権侵害が成り立つはずはありません。
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 だってそうでしょ? 配給会社としては宣伝のためのプレスシートなわけで、引用・転載に限らずどんどん掲載してもらうことを目的とするものですよね。配給側としては、大手広告だけではなく、雑誌や中小の出版メディアにも、たくさん掲載されれば宣伝効果も大きくなります。これがプレスシートの目的です。そのポイントは中小の出版メディアが宣伝料なしでどれだけ掲載してくれるか、というところにあります。
 「タウン誌」とか「業界紙」とか、そういったメディアにも多数載れば、ちりも積もれば山となって、宣伝効果は高まります。また、たとえば台湾観光の広告につながるような『悲情城市』なんかだと、観光会社系列の広告紙、広報誌、など零細の誌紙にも、たくさん載れば宣伝になりますよね。ですから配給会社は映画によって、関心を持ちそうなメディアにプレスシートを送りつけるなどして多数ばら撒くのです。
 こういったプレスシートを送りつけられたメディアは、スペースの都合で字数を合わせたり、あるいは読者層の嗜好に合わせるなどの加工を加えて掲載します。つまりプレスシートに載っているフレーズはもとより、文章すべてを丸ごと転載しても、また、それを加工して掲載したとしても、著作権には抵触するはずがないのです。だってそのようにして掲載されることを目的とするものですからね。
 零細規模の業界紙、タウン誌、機関紙などにとって、これは便利です。スペースが空いて困ったところに、写真付きの埋め草がタダ(原稿料なし!)で使えるので、これを利用しない手はない。加工が自由ですから、どんなスペースにも利用できる。逆に、配給会社にとっては、関心を持ちそうな層に宣伝できるうえ、コストは郵送料のみ(手渡しの場合は無料)。大手誌紙でもベタ記事、紹介記事程度ならば、プレスシートを利用しているはずです。
 で、ここまでお分かり頂いた上で、わたしが言いたいのは次のことです。
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 何かの媒体に載った「あらすじ」に著作権があったとしても、その記述とプレスシートに載っていたフレーズ、文章に共通する部分に限っては、著作権侵害を主張することはできない、ということ。
 大事な点なので別の表現で繰り返しますと、ある人が何かの雑誌のために「あらすじ」を書いたとします(これ自体には著作権があります)。が、その人は資料なしには「あらすじ」の創作はできませんね。その資料とは何か……つまりプレスシートです。プレスシートを引用・加工して書くわけですから、その「引用した部分」に限っては、「あらすじ」の著作者といえど著作権を主張することはできないはずです。
 ですから問題になっている「全洋画オンライン」の内容が、もしプレスシートの引用「のみ」で成り立っていたとするなら、これは著作権侵害になるとは思えません。
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 実は、わたし自身、過去にある業界団体で、業界紙をつくっていたことがありました。ヘルマ・サンダース・ブラームス監督の『林檎の木』の記事を載せたいと思い、配給会社に連絡を取ったところ、プレスシートと写真が送られてきたんです。念のため「掲載するのに条件はあるでしょうか」と聞いたところ、「引用、加工、丸ごと転載、なんでも可」と教えてくれました。写真もです。もちろん無料です。「(原稿料を)くれるんなら頂きますが、こちらとしてはこれが宣伝です。もちろんこちらから宣伝料は払えませんが」と笑いながら。プレスシートの郵送料も配給会社持ちでした。掲載紙を送ったところ、感謝の電話までもらいました「わざわざお送り下さり、ありがとうございました(云々)」と。
 ですから、もしプレスシートがあれば、その中に含まれる表現などは、すべて引用、転載、加工すべて大丈夫。プレスシートがなくても、全く異なる媒体多数に共通するフレーズ、文章は、プレスシートに含まれているものと推定できますから、その引用、転載、加工は、まず心配ないと考えてよいと思います。
 また、特に大手マスコミが繰り返し繰り返し宣伝する映画のフレーズ、文章は、それ自体、多数引用され、その波及効果で人気が高まることを狙っているわけですから、著作権侵害は成り立ち得ないと考えてよいと思います。
 以上、「サイトの存亡にかかわる」とまでおっしゃって気になさっているご様子なので、敢えてそれほど神経質にならなくても大丈夫でしょうと指摘させていただきました。
 ただ、わたしとしては、プレスシート丸ごとの転載とか、プレスシートの文章を削っただけの要約はもちろん、どこかからの転載など、「あらすじ」欄で読みたくはない、と申し添えておきます。それだけはやめていただきたい、と(笑)。それじゃあまりにもつまらない。
 インターネットにおいては事情は異なる、とお考えになるかもしれません。しかしわたしの考えでは「ノー」です。逆に、インターネットこそ引用、転載が楽にできるのですから、配給会社は、どんどん転載、引用を望むはずです。
 どなたか、この意見に、ご異議、異見、質問がありましたら、是非、お聞かせ下さい。
Re: 著作権の例外、プレスシートについて
舘村純一2002年01月20日15時46分更新
「全洋画オンライン」のあらすじ(というか解説)をご覧になっていただければわかると思いますが、これらの文章はプレスシートの文章をそのまま載せているのではなく、かなりオリジナルな解説文となっています(書き手がつまらないと思ったものは駄作とか書いてありますし)。また、全洋画オンラインでは書いてある解説について著作権を主張しており、無断転載を禁じています。
また、プレスシート自体を載せても訴えることはないだろうというのはそのとおりかもしれませんが、それと著作権がないこととは別です。その文章に著作性があれば自動的に著作権は存在します。それを行使するかしないかという著者の選択に過ぎません。
いずれにせよ、おっしゃるとおり、当サイトでの「あらすじ」は書いた人のオリジナルを期待しています。それをより指示するために「お気に入り投票」を導入したと考えていただければ幸いです。
Re: 著作権の例外、プレスシートについて
2002年01月20日18時40分更新
法律上そんな例外はないでしょう。 例外として認められているのはたしか、教科書に使用する場合だけだったと思います。その場合も使用料は支払わなければいけないのです。
プレスシートの文章を転載することはふつうに行われていますが、これが問題にならないのは、それによって不利益をこうむる者がいないからで、むしろ関係者双方の利益になっているのはご指摘のとおり。著作権の問題ではありません。
Opponentさん> その人は資料なしには「あらすじ」の創作はできませんね。その資料とは何か……つまりプレスシートです。
それは別の話だと思います。この場で求められているのは、作品を見て書くあらすじでしょ。別にプレスシート見ないでも書けますよ。
Opponentさん> ですから問題になっている「全洋画オンライン」の内容が、もしプレスシートの引用「のみ」で成り立っていたとするなら、これは著作権侵害になるとは思えません。
そういう使い方は引用とは言いません。また、当事者でないサイトについて憶測でものを言ってもしょうがないですが、転載許可を取っているかも知れないとは考えませんか?
配給会社と交渉なさった経験を書かれていますが、こういうの気をつけないといけません。その相手がきちんと著作権について把握してるかどうかわかりませんから。プレスシートでそのようなことがあるかどうか知りませんが、著作権が別に存在するのに、権限のない人から許可を受けたつもりで、あとで実際の著作権所有者から訴えられる、なんてことがあるかもしれません。
Opponentさん> 「サイトの存亡にかかわる」とまでおっしゃって気になさっているご様子なので、敢えてそれほど神経質にならなくても大丈夫でしょうと指摘させていただきました。
失礼ですが、もう少し著作権についての知識を身につけてください。 少なくとも、引用・転載の区別くらいつけましょう。また、著作権を侵害しているかどうかと、それが争いになっているかどうかは別のことです。慣例として行われていることでも、法律的には黒であるという例もあります。 「サイトの存亡にかかわる」はけっして大袈裟ではないのです。
おくればせながら
ペペロンチーノ2002年01月25日00時19分更新
あの冷静沈着かつ博識で敬愛する大人の(そして私より古いコメンテーターの)せとさんが、珍しく語気を荒らげていらっしゃる(わけではないのか?)。
さすがせとさん。おっしゃる通りです。
著作権侵害は訴えられなければ問題にならない、いわゆる親告罪ではありますが、「使っていいよ」というのは著作権を放棄しているわけではありません(既に舘村先生が書かれている通りです)。百歩譲って仮に著作権の制限をクリアしても、まだ著作者人格権は残っていたりしますからねえ。
opponentさんを責めているわけではありません。そもそも日本人の多くは著作権(ひいては権利そのもの)に関する認識が甘いのが現状です(そういうお国がらです)。
ちなみに、例えばこのサイト。あなたにおすすめの検索結果なんぞをまんま自分のHPに載せたら著作権侵害です。
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