[コメント] ウィキッド ふたりの魔女(2024/米) - 更新順 (1/1) -
本格的に、重壮に建設され形作られたミュージカルとして楽曲の重さは機能し、役割を演じつつ現代的な感情と意志を仕込まれた魔女たちには時代性が豊かである。思想性に富む作品のリベイクに、人間ならではの信念のブレを仕込まれたアリアナもただの薄っぺらな反対者でないことが期待を持続させる熱演だ。 (水那岐) | [投票(2)] | |
ヒット戯曲の映画化として万人が期する大見得をど真ん中から朗じるクライマックスだが、その後の能力覚醒の描写は詰めが甘い。飛翔へ繋がる快楽が予定調和。でも単線的なキャラが多い本作で後々「善い魔女」となるグリンダの複層性はこの後興味深いと思った。 (けにろん) | [投票(2)] | |
『オズの魔法使』の「西の魔女」が「西の魔女」になるまでを描いた映画。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
今の時代に呼応するハリウッドらしく容姿、体型、人種、障がいとあえて“違い”が視覚化された学園の生徒たちによって、くすんだ緑の肌のエルファバ(シンシア・エヴォ)と上品なピンクに包まれた色白グリンダ(アリアナ・グランデ)の“格差”が強化される。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |