OKさんのコメント: 更新順
黒猫・白猫(1998/独=仏=ユーゴスラビア) | 全編が宴のような喧騒と活力。徹底して「生」についての映画。前作『アンダーグラウンド』の幕切れがどのようなものだったかを考えると、また感慨をおぼえる。 | [投票] | |
あの頃ペニー・レインと(2000/米) | どうにも手ぬるい善良な思春期回顧もの。少年記者が雑誌記事を書く話なのに、どんな記事を書きたいのかが道中に全然語られない。 | [投票(4)] | |
マトリックス(1999/米) | おたく的世界観をこれだけ堂々と披露したのはある種の歴史的業績かもしれんけど、小学生なみの筋書きは勘弁。 | [投票(3)] | |
マグノリア(1999/米) | 感情過多で冗漫な演出にうんざり。前振りの「偶然の交錯」なんてひとつも起きてないし。観とおすのは苦痛だった。 | [投票(5)] | |
ハイ・フィデリティ(2000/米) | 配役がとても良く、レコード屋のおたく店員はまさに原作どおりで最高。ただジョン・キューザックが観客に向けってやたら語りかける構成はあまり成功していないような。 | [投票] | |
クッキー・フォーチュン(1999/米) | 犯罪劇めいた筋書きながら、南部の田舎町のゆったり感のため一瞬たりともサスペンスにならないアンチ・ハリウッド的演出。気の早い観客はついてこれまい、という意地悪さがほの見える。でもさすがに人物像がどれも類型で終始しすぎるように思えた。 | [投票(2)] | |
スナッチ(2000/英=米) | 前作みたいなスマートで緻密な筋はこびは発揮されないまま、ただ雑多な引用の羅列に終始。いまひとつ。 | [投票] | |
シン・レッド・ライン(1998/米) | 起承転結をはなから無視したアンチ・ドラマ的な戦争映画。美しい南の島に見つめられた、兵士たちの卑小だが懸命な営み。 | [投票(1)] | |
ショーシャンクの空に(1994/米) | 悪くはないけど、「感動」を演出するためなのか後半をひきのばしすぎのような。原作のほうがシャープな幕切れで好き。 | [投票] | |
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998/英) | パズル的クライム・コメディの秀作。登場人物それぞれの勘違いを見事にかみあわせた軽妙で知的な脚本に拍手。 | [投票(1)] |