★5 | 何より三度繰り返される妖精乱舞の長尺シーンが驚異的。ひとつひとつのカットに心血が注がれており、物量投入とスピード感が圧倒的でカット割のリズムが心地好くしばしばシュールにまで至る。フェリーニも宮崎駿もこのレベルには達していない。 (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | 本作の美術と特殊撮影の魅力に抗することができない。また、神秘的な照明と水際立ったキャメラがモノクロなのに美しい色彩を感じさせ、森の蠱惑的な生命感が完璧に表現される。とどめはバレエ演出を大胆に取り込んだ俳優演技と音楽だ。作劇の戦略が的確に我々を刺し貫く。 [review] (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | 原作より数段良い。原作は修辞文ばかりで訳が分からなくなる所がある、が映画はその修辞を映像で見せるので、実に分かり易い。月へ登る妖精たち、クモ糸の打掛け、ベルガマスカの踊り、皆素晴しい。若干長いが、パックの後口上を聞いたら5点にせざるを得ない。 (KEI) | [投票(1)] |
★5 | ラインハルトとディターレが生んだ素晴らしいファンタジー映画。ハル・モーアの軟調の画面(たえずキラキラ光っている)も凄い。男女4人でのマシンガン・トークは『ヒズ・ガール・フライデー』の先をいっているし、ラスト近く、芝居の後で職工達の足を上げたカットがストップモーションになるのも度肝を抜かれる。 (ゑぎ) | [投票(1)] |