[コメント] 凶気の桜(2002/日)
「強さ」にしか共感出来ない少年ジャンプ世代の徒花。そして”リスペクト”って言葉をパクリの免罪符に使う自称ファッションリーダーのおバカさん達が作った21世紀最低最悪の作品である。
序盤のイカ臭マッチョな映像表現や例のV3のシーン、ヘタクソなラップ主題歌・・・劇場内に流れた凍るような冷たい沈黙は簡単には忘れることが出来ない。
物語は敗北する窪塚の姿を最期まで追わなければならないはずなのに、彼が敗北した途端、殺し屋の江口洋介に視線を移してしまう。どういうことだよ、オイ。誰が主役なんだよ。
結局。
云いたいことなど何も無く、ただただ自分を正当化するために、今が嫌い、政治が嫌い、東京が嫌い、日本が嫌い、そういう風に言ってみたかっただけなんだろう、たいした挫折も知らないくせに。
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