[コメント] パーマネント・バケーション(1980/米)
この映画の洗練されたカッティングには吃驚。もしかしたらこの監督は編集ができない人なのかも知れない、と思っていたからだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実は次作『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を先に見た私にとって(多分、多くの日本人がそうだと思うが)、この映画の洗練されたカッティングには吃驚した。なぜなら、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は全く切り返しの無い映画であり、もしかしたらこの監督は編集ができない人なのかも知れない、と思っていたからだ。しかもこの処女作はジャームッシュ自身が編集を担当している。冒頭、主人公のダンス・シーンの見事なカッティング!或いは、街を歩く主人公が塀の角を曲がる際のスムーズな繋ぎの心地よさ。
ニコラス・レイの『バレン』(私は未見。残念!)が上映されている映画館のソファで「ドップラー効果」と「虹の彼方に」のジョークを話す男のシーンも面白い!またその後、夜の街頭でジョン・ルーリーの奏でるサックスが「虹の彼方に」と出だしがそっくり、というのもふるっている。
本処女作から英語を話さない人物が登場する。
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