[コメント] レイダース 失われた聖櫃〈アーク〉(1981/米)
物語の流れではなく、シーンの面白さで全編魅せてしまう。それこそまさに娯楽映画の醍醐味でしょう! 4作目の公開を機に再鑑賞して大正解でした。(2008.06.15.)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これだけ娯楽に徹して、2時間全然飽きさせなくて、本当に映画の醍醐味に溢れた作品だ。スピルバーグとルーカスが組めば、それも当然と言えるのか…。
ヒッチコックの作品を語ると、意味のあるようでまったく意味のない「マクガフィン」についてを語らずして語れないわけだが、この『レイダース』も全編マクガフィンと言ってもいい映画かもしれない(ヒッチコックだと『北北西に進路を取れ』がまさにそれで、やはり最高にエキサイティングな映画だ)。
「失われた聖櫃」が最終的にどうなるか、これが気になって気になって映画を観続けるわけではなくて、「聖櫃」をめぐって繰り広げられる追跡劇のシーンひとつひとつがエキサイティングすぎるから、楽しくこの映画を観続けるわけだ。
冒頭から巨大石が転がってくるし、西部劇かのようにバーでの銃撃戦があるし、たくさんあるカゴを掻き分けて追いかけっこもするし、ヘビに囲まれて遺跡探索もするし、馬からトラックに乗り移るカーチェイスもあるし、どの段階でも目が離せないシーンばかり。スピルバーグがそれらをより興奮度が上がるように見事に演出してくれる。
まさにアクション映画の見本のような映画。抜群の完成度!
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