[コメント] 黒薔薇昇天(1975/日)
これは純愛映画である。純愛は悲恋やプラトニックの中だけに存在するのではない。心ではなく身体の関係と割り切った行為のなかに、むくむくと頭をもたげる「やさしい嫉妬」という衝動。これこそ恋愛の本質ではないのか。これだから人間は面白い。
(ぽんしゅう)
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