[コメント] ロスト・ワールド(1925/米)
そりゃ確かに恐竜の動きもデザインも「現在」の眼からすればぎこちないですよ、ええ。でも、よーく考えてみて下さい。
これ、日本でいえば大正時代の作品ですよ。その時日本は何をしていたんですか? こんなのが撮れるような、技術も何も無かったんです。主役の顔に影を付けて撮ることを「否」とするような時代だったと聴きます(円谷英二は演出の一つとしてそうしたが為に批判されたことがある!)。それだけ遅れていたんですよ、日本が。
そう考えれば、これは十分すぎるほどの野心作。とはいえ至極話があっさりしていてイマイチ乗り切れなかったのは、やはり60分バージョンだったからか。「失われた世界」だというならいろいろ冒険してナンボだと思うのだが、一時間足らずでは少なすぎるくらいだ。
誰だ、本作のフィルムをぞんざいにした奴は。
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