[コメント] 列車の到着(1895/仏)
これは今でも映画を思考するにあたって刺激を与えてくれるしとても偉い映画だ。既にここには映画の基本が殆ど揃ってる。奥行き、オフスクリーンとフレームに関する問題、視界の遮断、照明(ホームに進入してくる際の側面のテカり。シャオシェンやヴェンダースもリュミエールの末裔なのだ)。歴史的価値以上のものがある。
私みたいな阿呆がカメラを持てば、先ず家族や友人たちをそのまま肖像画のように映してしまうだろう。勿論、リュミエール兄弟だってテストとして兄弟や家族を撮りあったかもしれぬが、普通最初に「列車の到着」など思いつかない。「列車の到着」って!最初から映画は運動だったのである。
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