[コメント] DAICONFILM版 帰ってきたウルトラマン(1983/日)
たった一点を除いて大真面目。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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その一点が言うまでもなく庵野秀明のウルトラマンなわけですが、だからといって庵野自身もふざけている様子は全くなく、だからこそ異様さと可笑しさがガンガンと浮き立ってきます。これってその他のシーンでちょっとでも笑いへの色気を出そうもんなら途端に崩れちゃいますからね。よく判ってるしよく我慢してて、そのメリハリは大変に偉い。
また物語のテンションもかなりのもんです。もちろん「隊長がなんであんなに武闘派なのか、その心理がわからない」とか「ナパーム攻撃はその映像を作りたかっただけにしか思えない」とかいろいろ落ち度はあるんですが、それでも尚とりあえず面白かった。まぁ本編を毎週作っていた本物のスタッフと、思いの丈をたった一本にぶつけられた今作のスタッフを同列に並べちゃ可哀想なんですが、ミニチュア、特撮、ドラマ、アクションとも見るべきもののある一本になっていたように思います。何より作っている側の楽しさや嬉しさが伝わってくるのがいいです。
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