[コメント] ラブ・アクチュアリー(2003/英=米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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愛する人がいながらも、自分に思いを寄せる人につい優しくしてしまう事も、一つの不可解なエレメントから無限に広がる妄想に怯えて泣く事も、奥さんがいると知りながらもその魅力に呪縛されてしまう事も、みーんな理解出来る。
長年の想いが成就しそうなのに家族を気にかけて数々のおいしいタイミングを逃してしまう事も、家族を思う心優しい子だと知りながらもそれが少し重く感じてしまう事も、みーんな理解出来る。
親友の妻に恋心を抱きつつもその想いを殺さねばならない事も、旦那の親友から気持ちを告白されてどうしようもならないけれど心があったかくなる事も、みーんな理解出来る。
登場人物の誰に自分を投影しても、何か思い当たる節があり、共感出来る。当事者になってしまうと、目の前の事でいっぱいいっぱいになってしまって見えないけれど、そこにはいつでもでっかい愛があるんだなぁ。表層的には不幸に見えるような出来事も、そこには愛が輝いていて決して不幸ではないんだと、そう言われている気分になり、ものすごくあったかい気持ちになれた。映画の醍醐味だね、これは。
小ネタ満載で笑いのツボもきっちり抑え、イギリス俳優が好きな私にはこれまたウマーな豪華キャスト。それに加え、ラストでは本物のクラウディア・シファーが出てくるんだもの。学生時代の憧れだったクラウディアにまさかお目にかかれるなんて!おまけのドッキリな演出にもキュンとなりました。
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04.10.12 記
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