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[コメント] マスター・アンド・コマンダー(2003/米)

予告の印象では、「<僕達>は戦争にかりだされたが、まだ死にたくない。だから<あの人>についてゆくんだ・・・」みたいな、少年たちの心情と生死をメインにした映画のようだったが、違うじゃん。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず、ラッセル・クロウに勝っていたぞ、ポール・ベタニー!。あなたは、将来きっと「名優」になるだろう。いままで出てきた映画でも、その存在感の大きさは絶品。ちょっと「華」がないけど、「実力」はトップクラス。自分を活かす映画を選んで出演しているなぁ。

次は、ビリー・ボイド。っていうより、「指輪」のピピン。どうしても「海の男」というよりは「ホビット」にみえてしまう。せめて髪型を工夫して、差別化して欲しかった。でも、映画のクレジットでは、かなり上位になっていた。「指輪」効果?

少年たち。大人たちに混じって「上位仕官」の制服を着て、闘いの中にいるのが、すこし滑稽だった。艦長は少年の両親まで知っているくらいの家柄の子供たちというわけだが、屈強な水兵たちを牽引するというのが、みていて不自然だった。で、冒頭の少年たちの心情というのは、あくまでテーマのひとつであり、これをメインにするような予告編は、やっぱりヘンだね。

映画の冒頭、基本情報は字幕だけで、いきなりフランスの船を追っかけ始めているし、少年が乗船しているし。少年たちが乗り込んで、出航するところから始めてくれたら、もっと感情移入できるのに。

最後にラッセル・クロウ。もうすこし絞りなさい!

莫大な費用を掛けたにもかかわらず、「中ヒット」どまりで、元が取れていないそうで、さらにオスカーも、受賞はちょっとだけ。半年後には人々の記憶の中から消去されてしまっている可能性大!。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)IN4MATION[*] 茅ヶ崎まゆ子[*]

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