[コメント] あの夏、いちばん静かな海。(1991/日)
先週、久々に観てからというもの、何だか心がざわめいて落ち着かない。この映画からは「自由」を感じる。人間という生き物が持つ本質的な「自由」。耳が「不自由」な二人が描かれているというのに。
それは、真木蔵人という俳優の持つ生来の奔放さゆえかもしれないし、まだ時代が大らかさを保っていたバブル終盤期の空気のせいかもしれない。或いは、ここに端役として登場するサーファーたちの「仲間意識が強いけれどもオープンマインド」な文化が影響を及ぼしているのかも。
疑似サイレントにより、歩く、並んで座る、その時の二人の距離を丁寧に描く。そこに見入ってしまう。
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