[コメント] オアシス(2002/韓国)
「障害者の性愛」という特殊性が、いつしか普遍的な「愛の障害」を描いた物語へとスイッチする、それが李滄東の『オアシス』。癒しと潤いの理想郷というには程遠くとも、その存在することを厭わず、当たり前のように受け入れて呉れる唯一の場所、それが姫と将軍、二人の”オアシス”。紛れも無い傑作。ジーンズ、部屋着、車体、空。吸い込まれるように美しい「水色」の映画です。
私達と彼女らは、どうしたってやっぱり違うのだが、彼と彼女の間に存在するものと、私と私が愛する人の間に存在するものは、全く同じで、優劣なんかない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。