[コメント] 世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日)
キラリと光る若い才能を見るのも映画の楽しみ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
陸上の短パン姿でスラリと長い手足を見せて健康美を、白いワンピースで清楚な美少女ぶりを、病院で弱々しい薄幸の少女を、剃髪で女優魂を、それぞれ演じアピールした長澤まさみ の一人勝ちのような映画だった。
ストーリーは良く言えば正統派純愛、ごくごくオーソドックスなラブストーリー。反面、意外性が少なく、面白みに欠ける面があるように感じた。
そして、疑問がいくつか・・・
・物語ラスト、遺骨を撒いた場所は「世界の中心」なの?車のパンクで偶然止まった場所だったような気が・・・エアーズロックに行くものだと思っていたんだが。
・結婚間近の女性の障害(交通事故の後遺症)の理由を知らないのは無理があるような・・・
・クラスのマドンナであるアキが朔を好きになっていく理由や過程がわかり辛い。
そして最大の問題が、柴咲コウ 演じる律子の存在意義。みなさん言われているようですが、僕もやはり思ってしまいました。あまり必要な役ではないですね。
ついでに朔の名前の由来、萩原朔太郎と「智恵子抄」について。
萩原朔太郎:1886年(明治19年)群馬県前橋市に生まれる。明治を代表する詩人。代表作は「月に吠える」「青猫」など
「智恵子抄」は明治から昭和にかけて活躍した詩人、高村光太郎の作品
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