[コメント] ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003/米)
ロバート・デュバルの美事な頭部と比較参照させることで、おのれの薄毛の相対増幅を試みる姑息な助平心はまた、美術とガンファイトを精緻にせずにはいられない苛烈な自己認識の産物でもある。
スクリーンプロセスの様な紛い物に見えるほど出来すぎた青空が表象するこの歪んだ現実感覚は、正義の完遂なのかアネットの尻を追いかけたいのか決断がつかぬままに男に町の往来を彷徨させる。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。