[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)
押井映画、あまり見ていません、
原作とイノセンスも未読未見な状態で気になることをツラツラと。
アニメでカメラ目線というのもなんなのですが、素子はカメラ目線の時がたまにある。 そして人形使いが登場する時も一瞬カメラ目線で。お互いのその目線は時間と場所を離れた位置から存在し、研究場(?)で離れた所で視線を合わせ、心(?)が入れ替わり、視線を真近で見合わせる。 つまり、お互いの視線が近づいていく流れを意図した演出が施されてると思う。
融合の後、鏡を道具に長回しで見つめる行為、 融合された視線で見つめていることで、今まで分かれていた素子と人形使いの 視線も融合されたことを視覚的に表現。
ちなみにバトーは終始目の装置で素子と目を直接合わせることがないので、 素子と人形使いの視線の間に終始介入することはできない存在だと思う。
個人的にそれらの視線は全て作り物の眼球による視線で交わされているのを考えると、 なにがなんだか、よくわからなくなるのが正直な気持ちで。
また、融合されてもう素子でない存在はバトーと会話をする所では鏡に映っていないように見える。 私の見間違いな気もするけど。 「今我ら鏡をもて見る如く」「見るところ朧(おぼろ)なり、、、」が伏線なのだろうかな、、と推測しつつも その元ネタを知らないので、こころもとないおぼろげさ。
小難しいことはぬきに映像と音を楽しめたので良かった。
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