[コメント] ブラックレイン(1989/米)
若山富三郎の英語は吹き替えだったよね。日本人俳優の方が圧倒的に迫力ありました。
というのも、ダグラスもガルシアにとっても、とても代表作といえるような作品ではないということなんですね。
むしろリドリー・スコットは日本人を描こうとしています。バックに上る太陽は日の丸ですね。こういう表現を通して、日本を描こうとしている。
イギリス人であるスコットがアメリカ映画として日本を描くとこうなる、という作品でしょう。
所々にマイケル・ダグラスがでしゃばって表現したようなシーンもありますが、リドリー・スコットはあくまでも日本人を描きたかったのであろうことが見て取れます。
松田優作や高倉健だけでなく、若山富三郎まで見事に個性的です。
古くから日本をエキゾチックに表現しようとする試みはありましたが、この作品は間違いなくハリウッド映画であるし、日本を描いた映画としてはかなりまともな方だったのではないでしょうか?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。