[コメント] デストラップ 死の罠(1982/米)
マイケル・ケインのドタバタ演技の好きな人は必見!もはや独壇場。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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元になった舞台劇の雰囲気を損なわずに映画化した手腕は、状況煮詰まり派の巨匠にふさわしい。「密室」マニア?の小生も満足。
マイケル・ケインのドタバタ演技は『探偵スルース』の時よりも拍車がかかっているようだし、『スーパーマン』のクリストファー・リーヴは意外なキャスティングで観ている方を煙に巻く。
小道具の使い方(冒頭、それをバックにJ.S.バッハを髣髴とさせるような音楽から一気に引き込まれる)、登場人物のアップを多用して感情を伝えるカメラ、伏線の張り方などショックとスリル、動と静の使い方が巧みで、突っ込みどころもあるが、気にならない。
難を言えばダイアン・キャノンの煩わしい演技と(おそらくマイケル・ケインに対抗しての事)、霊媒師の都合のよさ。そこが気になってー1点。
作品から漂ってくる香りも『スルース』に比べるとB級テイスト。ついでに比較すると、役者の心理合戦も『スルース』ではほぼ互角だったのに比べ、本作ではマイケル・ケインの一人舞台の感あり。でもそこに憎めないところを感じて、こっちの方が好きだ。
ともかく、気楽に楽しめる娯楽作品であることは間違いない。
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