[コメント] ドッジボール(2004/米)
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ドッジボールの起源は定かではないが、まさか中国人が生首を投げ合っていたのが元になっていることは無いだろう(笑)。しかしながらドッジボールが日本で考案されたスポーツではないことは確かなんだね…なにか自分が恥ずかしいというかなんというか。ガールスカウトもドイツ人も日本人もスラム街のラッパーも木こり中年もハマるのがドッジボールということw
あくまでもドッジボール競技に重きが置かれている訳ではないので、ジム同士の争いや仲間達の改心などのエピソードも満載で楽しめる。競技も低予算製作の作品な為か、CGやワイヤーが少なく、「体当たり」な面が強調されているのが楽しい。かなり強烈だし鼻息を荒げて奮闘する様が少しおバカで素敵。
プロットは「素人集団の成り上がり」と「悪との抗争」という構図。これは<王道中の王道>なのだが、ラストでホワイトがご丁寧に説明するとおり「アメリカ映画の良い点」な訳である。ホワイトはそれを逆手に取って説明しているけれど…しかもエンドクレジットの後という最後の最後で(笑)。コーチが即死したりチアの学生がジェットコースターから落下して全身打撲するというのは最近のバカコメディの象徴というか。日本人にはウケが悪そうだが、こういった過剰なネタがバカコメディに頻繁するのはアメリカ人ウケが良いからなのかもしれない。
なんてったって注目はホワイトとケイト。ベン・スティラーとクリスティン・テイラー夫妻である(笑)。この共演は『ズーランダー』以来だと思うが、今回はケイトがホワイトを生理的に嫌い、更にはヴィンス・ボーン演じるピーターの存在が三角関係を巻き起こす。これが本当に面白い。股間を膨らませるホワイトに顔面をゆがませるケイト…この夫婦はどんな生活を送っているんだろう(笑)。きっと幸せな家庭を築いているからこそこんな共演を果たすことができるんだろうけどね。羨ましいぞ。
そんな訳でとっても楽しい作品。……こんなダラダラと書いておいてあれだが、いちばん爆笑したのはチャック・ノリスの登場シーンだったりする。
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