[コメント] 鉄人28号(2004/日)
この映画、エンドクレジットで漫画のそのまま再現というのが分る。僕も雑誌「少年」で毎月わくわくして読んだその感覚が画面に飛び出ている。
作品として何かを感じるのでなく、少年のときのあの溢れる解放感、明日学校に行きたくないその哀切感を感じ取り、云十年前に28号と一緒に飛び立ったよ。
確かになぜこの映画を現代で作る意味について考えざるを得ないが、僕たち「鉄人28号」を雑誌の連載で読んでいた世代からはそんなこと考えなくても分ります。
ウルトラマンでもなく、ましてや今当たり前のレーザー砲などの最新兵器を使うわけでもなく、少年が操縦する愛と勇気の鉄人が空を舞うのだ。
これは漫画だけでなく、今の若い人たちにも語り継ぐべき僕たちの今の若い人たちへの愛情のひとつの表現であります。
そんなことを画面を見ていて考えてしまう好きな映画であります。
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