[コメント] コーヒー&シガレッツ(2003/米=日=伊)
意味なんてない映画の中なら、これは最高だ。僕が毎日憩いのためにコーヒーを飲むような感覚で、日常的な息抜きとしてこの映画のDVDやサントラがあったら良い。こういった雰囲気を作る上ではジャームッシュのセンスがやっぱり冴える!(2005.5.7.)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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テーブルを見下げるカメラアングルによって、コーヒーカップや灰皿などが映し出される。テーブルやカップのデザインを含め、モノクロ映像によって作り出されるその場の雰囲気にヤラれた! この映画を観ていると、何気ない会話と雰囲気の積み重ねで面白さが生れた『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を思い出させる。そのテイスト作りにおいて、やっぱりジャームッシュには感服させられる。
僕がこの映画の中で気にいったのは、エルヴィス・プレスリーの双子の兄について語り倒した不真面目なウエイターのスティーブ・ブシェミ、ジュークボックスに自作だけでなくイギー・ポップの曲も入っていないのを確認して喜ぶトム・ウェイツ、そしてスパイク・ジョーンズと交流を持つきっかけを逃してしまって悔しがるスティーブ・クーガン。どこか、“かわいさ”というユーモアが漂っている。
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