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[コメント] わが心のボルチモア(1990/米)

明確な主題を描いた作品というよりはトータルを通じ作品と成り得ている作品。家族の像の丁寧な描写とハートフルな映像は胸に迫るはず。さりげない演技を見せる役者陣も見事!
TOBBY

レヴィンソン監督の古き良きアメリカをちょっぴりのセンチメンタルと巧みな人間描写で描いた手腕はさすが。アメリカ人じゃなくてもノスタルジックな気持ちに揺さぶられ感銘を受けるはず。家族のどこかに気持ちがシンクロする部分も絶対あると思う。普通のように(良く観ると捻ってある)家族を追って時間の流れを描くって物凄く技術というより才能が要ります。監督は美しい映像、繊細な感情表現、転じるシチュエーションとバランス良くまとめています。エリザベス・パーキンスのアンサンブルの家族の一員としての演技は好感もてます。オリヴィエを天下のヴィヴィアン・リーから奪ったジョーン・プローライトがまだまだガキんちょのイライジャ・ウッドのお祖母さんとして好演。この作品が気にいったら『戦場の小さな天使たち』,『トト・ザ・ヒーロー』、『ラジオ・デイズ』なんて気持ちリンクするかもしれません。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)G31[*] ころ阿弥[*]

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