[コメント] 着信アリ2(2005/日)
序盤の展開を見る限りでは、その次点で死の連鎖は断ち切れるんじゃないかと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『着信アリ』の続編。
前作から続いている携帯電話の死の連鎖に巻き込まれた主人公たちが、助かる方法を探るため台湾に向かうという展開で、ストーリー的にはほとんど前作と変わってない印象。中盤の炭鉱での恐怖演出も『セッション9』と似ている。
ストーリー設定にもかなり無理が感じられる。特に、この作品で納得がいかないのは、序盤で中華料理店の店主の娘の携帯の死の着信電話に店主が出て、娘の変わりに店主が死ぬのだが、携帯電話を持ってない店主が変わりに死んだ以上、死の連鎖はここで断ち切れるのではないのかという点。また、店主の娘の携帯は結局、本人が持っていたのだから、次の殺害相手のまどかに死の着信電話をすることは不可能だと思うのだが。
ただ、終盤で死の着信を受けた杏子を救うために恋人の尚人が彼女の携帯に出て、自分が代わりに犠牲になる『ダーク・ウォーター』のような展開は2人のドラマが随所で描かれているのでなかなかよかった。
これだけ杏子と尚人のエピソードを描いているのに、なぜ、ルポライターの孝子をストーリーの中心に持ってきたのか理解できない。始めから杏子を話の中心にしていれば、エピソードも切ない別れでより印象に残ったように思う。ラストのオチもわけがわからない。
杏子役のミムラは結構かわいいが、話が孝子中心ということもあり、印象が弱かった。役者の演技面では彼女が一番頑張っていただけに残念。
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