[コメント] コーラス(2004/仏=スイス=独)
序盤のテンポの悪さが少々気になるも、少年達のコーラスの美しさと力強さは期待通り。このおじさんはほんとに優しそう。レビューは『ニュー・シネマ・パラダイス』のネタバレを含みます。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリーは基本的に歌で解決という単純なものなんだけど、そのコーラスが素晴らしいので鑑賞後の余韻はかなり良かった。 また、最後まで不良を通す子供がいたり、校長が駄目人間だったりで、このような感動作で歌で救われない人も描いているのは意外だけど好感が持てる。
校長だって紙飛行機を飛ばしたり、サッカーに加わったりと何度か振り向いたのだが、ああなってしまったのは、自分の優しさに恐怖したからなのだろうか? 人に厳しく当たることしかできないのは自分の弱さの現われ。 人に優しくすることは見よう見まねでは出来ない。
死を知らせる電話で始まるオープニング、成功した主人公、おじさんと少年の触れ合い、転機となる火災、形見(日記とフィルム)など随所に「ニュー・シネマ・パラダイス」へのオマージュを感じる。ジェック・ペランは自ら主演したあの作品を相当気に入っているようですね。
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