コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] いつか読書する日(2004/日)

田中裕子ほど化粧の似合わない女優はいないと思う
TOMIMORI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







牛乳配達→スーパーのレジ→読書?というサイクルを何十年も続けているこの女性を見て、あまり関係ないけど、この前テレビで見たイチロー特集を思い出した。

イチローはあれだけバカスカ稼いでいるのにも関わらず、妻・弓子の作ったカレーを飽きもせず毎朝食べるのを日課とし、練習メニューも一緒、試合でバッターボックスに入るまでの動作も一緒。毎日毎日くる日もくる日も同じことを繰り返しているのだが、これはいかなるプレッシャーにも負けない平常心を保つためであろう。

話を元に戻すとこの映画の主人公の女性も毎日同じことを飽きもせず繰り返しているのだが、それはイチローと一緒で(←強引かなw)高梨への想いに負けない平常心を保つためであるのかもしれない。

あと、「私ズルいんです」(←意味わかんなかったけど)ってセリフに『東京物語』(長崎の風景もどことなく尾道に似ているような気がする)、ラストの悲劇的な急展開に成瀬を連想。このへんは監督がどこまで影響を受けているのか知らないけど、ヌートリアEさんご指摘のように古き良き邦画の匂いがプンプンする秀作だと思う。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)煽尼采[*] きわ セント[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。