[コメント] 自由への闘い(1943/米)
あれほどパリやパリの郊外を自然と人間を境目なく描いたこの人が、黒光りする鉄兜や見事な構図のセットで造形された人と街を描く。やはり、この人は映画の神様なんだ。
赤塚不二夫の傑作「讃えよ鉄兜」を彷彿とさせる(というかこっちが先なのだけど)鉄兜の黒光りは、どの出演映画よりも美しいモーリーン・オハラやどの出演映画よりも熱演なチャールズ・ロートン やどの出演映画よりもいかがわしいジョージ・サンダースを上回る圧倒的な造形。母親の強さと存在感、柱時計のエピソードなど隙がない。
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