[コメント] (秘)女郎市場(1972/日)
素晴らしい。なんというおおらかさ。なんと豊かなスプーフ時代劇。それは殆ど主人公−牛と共に百両で品川宿に売られるお新・片桐夕子−の全きイノセンスに拠っている。
或いは女郎屋を牛が走り回ったり、相撲取りが暴れまくったりといった破壊のエネルギーの賜物でもある。また、女衒の吉藤次・益富信孝も侠気とコメディセンスの間の均衡を見事に演じ切っている。そしてラストの大八車を使った演出!カメラは大八車の下をくぐって青空を映すのだ。こんなの他では見たことない!
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