[コメント] ブロークン・フラワーズ(2005/米)
得たものが多いほど失うものも多い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この作品の本当の価値を知るには、僕はまだ早すぎるかもしれない。
いつでもほしいものは手に入って、たとえそれを失っても、次にまた何かを手に入れられる。そもそも得たものがほしいものだったのか、そんな確信すらなく、ただ未来には何か別のほしいものがあるはずだと思う。失うことを恐れもせず、ただひたすらに何かを得ようとしていた季節。
そんな季節はいつか過ぎ、そして、自分の身に何もないことに気づく。ただ現在において何もないという状態を指すだけではなく、未来にわたってほしいものすら何もなくなってしまった自分を発見する。
情熱に身を焦がしたい、そう思ってまだ見ぬ「わが子」との対面を渇望してみる。よくあるドラマのように・・・。
そんな「フリ」をしたって、結局は何も欲していないことにビル・マーレイは気づいてしまう。
知るには早すぎる、そう一生思っていたい映画だ。
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