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[コメント] ゆれる(2006/日)

オダギリジョーと真木よう子の夜のドライブはアメリカのインディペンデンス映画みたいだ。だがオダギリが真木の元を去る省略の仕方は考え抜かれたものというより監督の力量不足に思えて仕方がない。
shiono

あの渓谷の転落事故にしてもそうだ。何を描き何を描かないのか、描かない部分を想像させるための目に見える描写、人物のアクションやロケーションに説得力がない。とりわけオダギリへの事情聴取、あの気の抜け方はないだろう。木村祐一の検事に至ってはもう考えられないほどの頭の悪さ。目に見えないもの、言葉にならないことを表出させることに立ち向かっていない演出は、共感の押し売りに過ぎない。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)カルヤ[*]

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